2006年02月12日
【写真】インド・バラナシ9「夜行列車まで」
ガンガー畔を堪能して夜になると、ガンガーに向かってお祈りをしたり歌をうたったり踊りをしたりする祭りのようなものが特設舞台で始まりました。朝からずっと静かなガンガーだったのですが、日が沈んでから雰囲気は一変しました。大きなスピーカーか耳をつんざく音や音楽が響き渡り、入れ替わり立ち替わりきらびやかな衣装の人たちが舞台に登場し、しかも皆客席に背を向けて、つまり、ガンガーに向かって歌ったり踊ったりするのでした。きっとガンガーに捧げるお祭りなのでしょう。

しばらく眺めてから、吾輩は街中に夕食に行きました。今夜は夜行列車で移動です。今夜もしっかり食べておきましょう。スープがトマトと野菜クリームの他はチキンカレーとナンで昨夜とよく似ているのですが、昨夜のコリアンダースープの店には時間の関係で行けなかったのです。夜行列車は22時過ぎに出発します。

バラナシ駅に行くと、構内には大勢の人間が寝そべっていました。乗客か路上生活者かわからないくらいでしたが、とにかく踏まないように気をつけてホームに行きました。

ところが待てど暮らせど列車は来ませんでした。キンキン声の構内放送に聞き耳を立てると、吾輩が乗るはずの列車は2時間ほど遅れているとのこと。ま、ここはインドなのでありがちだなあと思って待つ覚悟を決めました。構内に寝そべっている人々も、遅れている列車を待っている人たちかもしれません。
構内の方が暖かかったのですが、列車を乗り過ごすのが嫌だったので、吾輩は入線してくるはずのホームで待ちました。そこは夜が更けてくるにつれて寒い風が通り抜け、大型のネズミやゴキブリがチョロチョロする場所でしたが、予定の列車に乗らねばそれ以降の列車や飛行機の連絡が成り立たなくなるので、なんとしても乗り過ごすことはできなかったのです。
吾輩は、新聞紙を敷いて座っていたのですが、固くて冷たいコンクリートは冷たく冷え切っていました。どこぞで買った布きれをお尻に敷いたのですが、冷たさはお尻と足元からしんしんと伝わってきました。
ところが2時間待ったのですが、列車は来ませんでした。すこしウトウトと居眠りしてしまったので、まさか乗り損ねたのでは、と思い、駅長室に確認に行くと、そこは人でごった返していました。列車の遅れについて問い合わせをする人でいっぱいのようでした。どうやら遅れているのは吾輩の列車だけでなく、上りも下りも、ダイヤはめちゃくちゃらしいのです。なんとか駅員に訊ねてみると、列車はあと2時間は来ないとのことでした。もう0時を過ぎていました。この分だと、2時頃ということか・・・_| ̄|○

疲れで冷たいコンクリートを我慢しつつ横になり、うたた寝しつつも熟睡しないように気をつけて、ホームに入ってくる列車を目で追っていました。列車が入ってきても、その列車は昼の15時頃の列車だったりしました。すなわち10時間以上の遅れ・・・。何が原因かわからないのですが、鉄道のダイヤは相当混乱しているようです・・・。吾輩の列車はいつ来るのでしょうか・・・
聞き耳を立てて、吾輩の列車の構内放送を聞いたのは午前3時でした。その20分後にようやく入線してきました。写真の奥にある電光時計は3:19を示しています。今朝は日の出前に起きて行動していたせいで、眠気と疲れは極度に達していました。体は冷え切りふるえがとまりませんでした。こんな固くて寒いところで6時間近くもじっと待たされたのですから・・・_| ̄|○

★★★(≧∇≦)ぶぁっはっはっ星人の「大宇宙の中の小さなお店」★★★
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Posted by Rich at 08:35│Comments(0)
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