2006年01月08日
【写真】インド・パタンコット→ニューデリー
<謹賀新年>
新年明けましておめでとうございます。本年もアジアほんにゃら写真館では楽しい写真をたくさん公開してゆきますのでまたどうぞよろしくお願いいたします。なお、年始より来客等のため引き続き更新出来にくい状態が続いています。みなさまのサイトへも行けなくてコメントも遅れると思いますがご理解願います・・・
さてさて、前回の豆汽車で夕暮れのパタンコットに到着してからの続きです。
吾輩は猛烈に腹が減っていました。
朝、機関士のプラン氏にもらったチャイと6ルピー(約15円)のビスケットを囓り、お昼はプラン氏とお別れの時にチャイをご馳走になり、夕方にかけて次第に乗客が増えてきた頃、窓から手を伸ばしておいしいミカンを買って食べました・・・おわり・・・今日はろくなもの食べてないやんけ!
でも吾輩、鉄道に乗ってると気分が良いので空腹でも一向に気にならないのでした。
しかし、列車を離れると、空腹の絶頂で目が回っていることに気がつきました。どうやら血糖値が下がり切り、脳みそにブドウ糖が回ってなさそうな気配です。_| ̄|○
それで、何としてもマシなものを食べたいと思いました。デリー行きの夜行列車は約1時間後に発車するはずなのでそれまでが勝負です。
パタンコットの街は埃っぽく、武器を抱えた軍人がやたらと目につきました。ここはパンジャブ州の北のはずれで北にカシミールと接し、西にはパキスタン国境が近い街です。そういう地域なので軍事的に緊張感が漂っているのでしょう。
駅前のメイン通りは商店もなく、殺伐とした有刺鉄線付きの塀があり軍用の車が行き交っていました。その中をのそのそとウシが歩いていました(写真上)。こんなところで食い物屋なんてあるのかしらん・・・
それでも吾輩はほっつき回り、ようやくカレー屋らしき店を発見しました(写真2番目)。吾輩は、鍋の中にカレーが入っているのを確認させてもらってから店内の席に座りました。店員達は吾輩のような旅行者がめずらしいのか、吾輩の身なりを足のつま先から頭の先っちょまでしげしげと見続けました。濃い視線に耐えつつテーブルで待っていると、注文したチキンカレーが運ばれてきました(写真3番目)。店員達はニコリともせずに不気味でしたが、このチキンカレーは実に旨いのでした。
その後駅に戻ると、待つほどもなくニューデリー行きの夜行列車が入線してきました。指定された客車の入り口に貼られている自分の氏名を確認して部屋に入りました(写真4番目)。幸い2人部屋でした。吾輩は体が埃っぽかったのでトイレで水浴びをしました。以前こちらで紹介したように、インドの列車のトイレではシャワーの設備もついているのです。当然水シャワーなので相当気合いが必要なのですが・・・。その後、ベッドメイキングをして横になると一日の疲れがドヒャ~と出て、前後不覚になって熟睡しました。。目が覚めたのは終着のニューデリー直前でした。あわてて身支度をするうちにニューデリーに到着して、車掌に追い出されるようにして列車から飛び降りました。頭の上からはあいかわらず「チャチャーン!」というけたたましいチャイムと構内放送が流れているのでした。





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Posted by Rich at 08:35│Comments(0)
│インド
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