2005年12月28日
【写真】インド・ヒマラヤ鉄道・第7話「快走」
列車はヒマラヤの山並みを見ながら快走していました(写真上)。
ど~ですか。どこまで走ってもやっぱりヒマラヤ連峰が眺められるのです。あたかも我々は常にヒマラヤに見守られているというか見張られているというか、そんな気さえしてきます。ちょうど月夜にどこまで走っても月がついてくる、と言った感覚に似てるかもしれません。ヒマラヤの場合、お釈迦様の大きな手のひらの先っぽがヒマラヤで、我々は皆、お釈迦様の手のひらの上で生活しているのです。我々はお釈迦様の手のひらの上で生を受け、森羅万象を経験させられている・・・。
日本にいたら思いもよらないような、そんな宗教じみた考えさえ浮かんできます。これもヒマラヤ効果かもしれません。
線路は下り勾配が続いていました。機関車の運転台で見たプラン氏のブレーキさばきが目に浮かびました。プラン氏は眉間に皺を寄せながら今もブレーキとノッチを巧みに操っていることでしょう。
小駅に停車したとき窓から首を出すと、プラン氏は機関車から吾輩に合図を送ってきました。「どーだ!なかなかいい景色のところを走ってるだろ!」と言わんばかりの満足げな表情でした(写真中)。反対側には無人の客車が停まっていて、小鳥がのどかに出たり入ったりしていました(写真下)。ディーゼル機関車がピポ~!といななくと驚いた小鳥は逃げてゆき、列車はまたゆっくりと走りはじめました。



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Posted by Rich at 08:35│Comments(0)
│インド
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