2005年12月22日
【写真】インド・ヒマラヤ鉄道・第1話「夜明け」
吾輩はかわいい豆汽車がすぐそばで寝ているのが一晩中気になっていて、夜中に何度も目を醒ましました。朝4時半頃に目が醒めたときは窓に立ってそっとカーテンを開けて、まだ暗い中、豆汽車が無事お寝んね中かどうかを窺いました。列車は確かに吾輩の目の前でお寝んね中だったので安心してもう一度毛布にくるまって寝ようとしました。しかし目が冴えて眠れなかったので、部屋の扉を開けて外に出て昨夜のようにホームをウロチョロしました。空が明るくなってきていて、雪のヒマラヤ連峰が聳えているのが見えました(写真上)。しばらくすると、山並みの頂部に朝日があたりはじめました(写真2番目)。背後で機関車のエンジン音が響きました。出発時間までまだ2時間もあるのですが、エンジンをあらかじめ暖めておく必要があるのでしょう。運転手が機関車から降りてきて、吾輩に話しかけてきました(写真3番目)。吾輩が昨夜から駅構内をウロチョロして写真を撮っているのが気になっていたようでした。吾輩は日本からはるばるこの列車に乗りに来たということを含めた簡単な自己紹介をすると、運ちゃんは吾輩を機関車に乗せてくれました。ここで写真を撮るが良い!と言わんばかりに、胸を反らせて誇らしげに手招きしてくれたのです(写真下)。




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EXCERPT:
Posted by Rich at 08:35│Comments(0)
│インド
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