2005年11月08日
【写真】インド・カルカ行きHimalayan Queen_1
まだ真っ暗の朝4時半のニューデリー駅には、あいかわらず耳をつんざく甲高い構内放送が流れていました。
「チャチャーン!・・・カルカ、シムラ、ヒマラヤンクイーン、デパラチャー、ファイブパストファイブ、プラットフォームナンバーワン、トレインイズカミング・・・チャチャーン!・・・カルカ、シムラ、ヒマラヤンクイーン、デパラチャー・・・」
これは吾輩がこれから乗る列車の放送です。文句は正確ではないかもしれませんが、まあこんなかんじの放送が流れて、待つほどもなく5:05発のHimalayan Queenが入線してきました(写真上)。その名も「ヒマラヤの女王」。優雅な名前です。吾輩をヒマラヤの世界へ連れて行ってくれる列車。さぞかしそのお姿に期待したのですが・・・女王というより・・・どちらかというと普段着のおばさんでした。しかし、年季が入っていて重厚なそのお姿は、裕福で栄養がゆき渡った太ったインドカレーおばさんという感じで、暗いホームではなかなか威風堂々としていました(写真中)。そのお姿を見ているうちにこの客車に乗りたくなったのですが、吾輩が持っている切符は2等車ですがコーチクラス(CC)というエアコン付きの客車でした。その車内に入ると、ちらほらと金回りの良さそうな太ったインドカレー人やスーツ姿の白人たちがいました(写真下)。カーテンを開けるとファーストクラスの時と同じように、濃い色ガラスがはめ込まれた開かない窓でした。やれやれ、こういう客車なら窓が開く非冷房車の方がよっぽど楽しいはずだと思いました。またしてもこの世の終わりのような色合いの景色を眺めて行くわけですね。さあもうすぐ発車です。



インドの食事の再現には・・・
★★★
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Posted by Rich at 08:35│Comments(0)
│インド
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