2005年10月24日
New Deli-GRAND TRUNK EXPRESS_2
列車はチェンナイ中央駅を定刻の16:30に発車しました。インドで乗る初めての長距離列車です。ニューデリーまでの2,186km、インドの南西海岸にあるチェンナイから、北部にあるインドの首都ニューデリーまで、ほとんどインド亜大陸を縦断する形で3泊4日かけてひた走る予定です。3泊4日も列車に閉じこめられるのかという不安と、道中何かが起こりそうだというひそかな期待とで心中複雑な気持ちでした。
しばらく走ると、陽は西に傾き、夕日でした(写真上)。写真がいやに黄色いのは窓ガラスのせいです。ACカー(空調の効いた車両)の窓ガラスは強い日差しを少しでも和らげて空調の効きを良くするためか、このような濃い黄色に染められています。3~4月頃の暑期のインドの気温は40~50度になることもあるというほどすさまじく、このようにガラスに色をつけて日差しを遮っておかないと、冷房も効きが悪くなるのでしょう。ゆえに外は明るいはずなのに個室内は案外暗くて、窓から見える景色はこの世の終わりのように陰鬱です。旅行者としては、ほんものの色で景色を眺めたり、写真を撮ったりしたいのですが、これがインドの客車の仕様なので仕方がないですね。
しばらくすると、食堂車のボーイが食事の注文を訊きに来ました。よく覚えていないのですが(この日記は数年前の思い出し日記なので・・・)たしかヴェジタリアンのカレーを注文したような気がします。紙コップに入っているのはヨーグルトです。透明の袋に入っているのはミネラルウォーターです。なんだか保冷剤のように見えますね。赤と黄色のハデな小袋にはピクルスが入っていました。ま、日本の弁当に付く漬け物のような感じだと思うのですが、このピクルス、おもいっきりインド風で、香辛料と妙な香料が効いていて、ちょっと吾輩でも苦手な味でしたので食べられませんでした。右上にチラッと見えてるのは揚げせんべいのようなお菓子。おつまみのようなものでしょうかね。ちなみに吾輩は普段から酒を飲まないのでいいのですが。インドは基本的に禁酒の国なので、酒は簡単に手に入りません。しかし、インド風ピクルスといい揚げせんべいといい、おつまみ風のものが付いてくるというのは、上戸にとっては酒を思い出すかもしれませんね。そうそうメインのカレーはおいしかったです。揺れる車内でこぼさないように食べるのにちょっと気を遣いましたね。だってベッドの上でカレー食べてこぼしたらシーツに雲古つけたみたいになるやん・・・

インドの食事の再現には・・・
★★★
-----
EXCERPT:
Posted by Rich at 08:35│Comments(0)
│インド
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。