2006年02月16日
【写真】インド・カジュラホ「夜食〜夜明け」
いや〜、ベリーグッドバスではもはや写真を撮っている余裕はありませんでした。パンクの修理後は想像のとおり乗客による「押しがけ」でした。吾輩はダチョウ運ちゃんに「乗れ!」と命令されたので飛び乗ったので押すのを手伝わなかったのですが、何人かの男衆は「押しがけ」に参加してました。それにしてもインドでは「客がバスに乗る」のではなく「客がバスを押して走る」というのに何だか笑えてきます。
ともかくその後エンジンを精一杯ふかして走り出したのですが、エンジンが暖まってくると、まあ、そこそこ(時速40km程度)で走るようになりました。しか〜し、速度がイッチョ前に出るようになるとジャンプするわジャンプするわ・・・。乗客が網棚に頭をぶつけると言うと、マンガじゃあるまいしと返されそうですが、ぼんやりしていると本当に網棚に頭をぶつけるので、うかうかと居眠りもできないのでした。
それに、お尻が痛い・・・。吾輩は映画館の2時間でさえ苦痛になるほどお尻の脂肪が薄いので、もともとじっと長時間座ってられないのです。乗車後3時間ほど経った頃から吾輩は馬に乗る人を思い浮かべて、前にある鉄柱を握りしめ、中腰になって膝の関節で上下の振動を吸収しようとしました。こうするとお尻でまともに振動を受けなくなるので脊椎にも負担がかかりません。吾輩は腰椎に故障があるので腰に負担がかかるといつ何時腰痛が出て動けなくなるかわからないのです。しかし騎乗の姿勢なんて長い間続けられない・・・腿の筋肉が疲れてくるのでした・・・_| ̄|○
そのうち夜になりました。言わんこっちゃない。日のあるうちに着けるはずがない。問題のヘッドライトは点くのか知らん・・・。
運ちゃんは前照灯のスイッチを入れたようでした。おお!それは点灯しました。パチパチパチ。しかし、次の瞬間、消えました。まだ薄明かりが残っている頃だったのですが「バスちゃんシート」の吾輩からはもはや道路の凹凸が見えなくなっていました。いったいこのバスどこを走っているのだ?とさえ思うのでした。すると、そのうちまた前照灯は点きました。どうやら接触が悪いようです。振動によって点いたり消えたりする前照灯なのでした。おお恐!
到着は夜の10時過ぎでした。走っている間ずっと前照灯は点いたり消えたりを繰り返していて、消えたときは窓から満天の星空が見えて、そりゃあロマンティックなものでした・・・_| ̄|○
思い起こせば出発したのは13時。それからパンクなどで14時過ぎまでぐずぐずしていたので、大目に見て出発が14時。そうすると終点のカジュラホまで8時間以上かかったわけです。道中、後ろから何台ものバスに追い抜かれました。追い抜かれているうちに、きっとサトナ発カジュラホ行きのバスも何台かあったはずだと思いました。つまり、後発のバスの方が早く着いているに違いなかったのです。よりによってなんでこんなバスに当たってしまったのだろう。
右も左も知らない初めての土地の薄暗がりでバスを降ろされ、足元に気をつけながら町の中心付近まで歩き、とりあえず宿を決めて荷を置き、夕食に出た頃はすでに日が変わろうとする時刻でした。まぶたがピクピクと痙攣して、体がバスの振動の続きでまだ揺れていました。とりあえず何か食べよう、ということで、深夜営業してる食堂に入り、チキンカレーを食べました。
翌朝、鳥の鳴き声で目が覚めました。カーテンを開けると、眩しい光の中でユーカリの木にきれいなセキセイインコがとまっていました。おお!日本ではペットショップで売られていて、昔吾輩の家でも飼ったことのある懐かしい鳥でした。インドでは野生で普通にいる鳥なのですね。
ひょいと違う方向を見ると、民家の軒先からリスが吾輩を見ていました。
そして、正面にはカジュラホの寺院が聳えていました。ああ、早く町に出てみたい! そう思わせる希望に満ちた明るい朝の風景なのでした。
★★★(≧∇≦)ぶぁっはっはっ星人の「大宇宙の中の小さなお店」★★★
★★★←送料無料の「半熟」スイートお試しセットだ〜んムフフ♪
★★★←Rich氏おすすめの下着コーナー♪
★★★←アジの干物いらんかえ〜?
★★★←大阪のおいスィ〜餃子!あの『みんみん』やで〜♪
-----
EXCERPT:
Posted by Rich at 08:35│Comments(0)
│インド
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。